おわずに おれなくなる
まどみちおさんの作品集を読んだ
「ぞうさん」「一年生になったら」など子供の頃に歌った歌がいっぱい
歌は知ってても詩は知らないものばからりで
「おならは えらい」は“おなら”にこんな解釈があるのか!すごい感性
なかなか私では理解できないものもあるんだけど
「いわずに おれなくなる」という詩がずーんと心に響いた
最後の1行
『ひとりでしか 生きれないからだ』
「ひとりでは 生きれないからだ」と先に言ってるのに最後の1行に続きます
黙っていてもわかるだなんて夢のようなこと滅多になくて、言葉してくれないと分からないし伝わらない
ひとりでしか生きられないとしても言葉にすれば伝わる可能性を信じて「いわずに おれなくなる」のだ
この本のあとがきに「ぞうさん」の歌詞の意味についてふれていて
私は親子のぞうがいて、子ぞうの「おはながいのね」の問いかけに母ぞうが「かあさんもながいのよ」って答えていると思っていたけど
「鼻が長い」という悪口に対して、大好きなお母さんも長いんだよってぞうがぞうとして生きている事を嬉しく思っているそんな歌
他人の言葉に惑わされずに、自分が素晴らしいと思う事に従って生きる
それって難しいけど、それが出来たら生きやすそう
私には詩の内容が壮大すぎました
この夏にお伊勢参りに行く計画を立ててます
お伊勢参りの前にと図書館で伊勢神宮についての本を借りたんだけど
その時にまどみちおさんの本を見かけたの
何かのお告げでしょうか?
パワースポットで私に良い風が吹き込んでくる事を祈ってます